テレビドラマ「太陽にほえろ！」などに出演し、タレントとしてバラエティー番組でも活躍していた俳優の渡辺徹さん。
闘病生活の末、残念ながら訃報の報道が入りました。
そんな渡辺徹さんのデビューのきっかけや、代表作である太陽にほえろに選ばれた理由、壮絶な幼少期時代など紹介いたします。
渡辺徹デビューのきっかけは？
渡辺徹さんは、1981年9月25日、「太陽にほえろ」ラガー刑事役でデビューしました。
高校時代は生徒会長を務めるなど、活発な生徒でした。
そんな渡辺徹さんは、茨城県内の高校生を集め大規模なイベントを主催！
地元のお年寄りに向けた演劇に「役者」として出演し、大勢の人の心を動かすことの素晴らしさや嬉しさを感じ、高校卒業後は、演劇の道に進むことを決意したのでした。
そして、高校卒業後、目指したのは「新劇の東大」とも言われる文学座の狭き門！
その難関を見事に突破し入団が実現しました。
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文学座では1年間芸術を学び、さらに芸を磨くため上級クラスに残ったという渡辺さん。
そんな矢先、太陽にほえろ！の新人刑事役を探していたスタッフの目に留まり、あっという間にデビューが決定したのです。
新人刑事役を探していたとはいえ、太陽にほえろはすでに大人気番組。
しかも、石原裕次郎さん率いる石原軍団に引き抜かれたとは、将来有望な逸材だったのでしょうね。
渡辺徹が太陽にほえろに選ばれたのはなぜ？
渡辺徹さんが、石原裕次郎さんと初めて会ったのは、裕次郎さんの入院先でした。
ベットの周りには、取り巻きのスタッフの皆さんがたくさんいて、緊張のあまり声もでなかったとか。
あたふたとしていたら、裕次郎さんが、
ちょっとみんな出ていってくれ！
二人っきりになったところで、裕次郎さんは渡辺徹さんの右手をギュゥッと握りしめ、このような言葉をかけられたそうです。
よろしくな！
今ちょっと俺、現場に迷惑かけちゃってるけど、その分よろしく頼むぞ。
その代わり、いいか？
現場復帰したら同じ役者同士ライバルだからな？
負けねえぞ！
渡辺徹さんは、この人のためだったら死んでもいいんじゃないかと思うほど、裕次郎さんの偉そうぶらないお人柄に魅了されたのです。
オーディションにも無事合格した渡辺徹さんでしたが、83kgほどあった体重が、撮影開始まで半年以上の間に、15キロも減ったそうですよ。
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当時、石原プロが企画するドラマは、アクションの派手さが人気でしたよね。
渡辺さんの芸能界での活躍ぶりは、石原プロによって叩き込まれたものだったのですね。
渡辺徹の壮絶な幼少期とは？
渡辺さんは、1961年５月12日生まれ、茨城県古河市のご出身です。
小学校時代はサッカーに熱中し、全国大会に出場した経験もあるほどの腕前でした。
成績も優秀で、小中高と生徒会長を務めるなど、活発な学生時代を過ごしていました。
そんな活発で笑顔の絶えない渡辺徹さんですが、駆け落ち状態で各地を転々としていたご両親との間に、栃木県で誕生。
父親は、アコーディオンを演奏して生計を立てていました。
1曲20円ほどの収入だったというのですから、芸で生計を立てる厳しさを目のあたりにして育ちました。
そんな厳しい環境で育った渡辺さんだからこそ、いつも笑顔を絶やさず、ご家族への愛情にあふれていたのでしょう。
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まとめ
今回は、渡辺徹デビューのきっかけや太陽にほえろに選ばれた理由は？壮絶な幼少期についても、として紹介いたしました。
笑顔がとても素敵で、家族を愛し大切にしていた渡辺徹さん。
心よりご冥福をお祈りいたします。
